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キュービクルとはなにか

電気工事になじみがない人にとっては、あまり聞いたことがないかもしれません。キュービクルは、高い電圧を受電したうえで、建物内で使えるタイプの電圧に変換する役割を持った機械のことを指します。

一般的に発電所から送電される高い電圧は、そのまま使用することはできず、このような電気設備を通じての変換が必要不可欠となります。

高圧受電設備であるキュービクルは、家や商業施設、会社、工場などで電気を使用していく際になくてはならない重要な役割を果たすのです。

基本的な構成

縦長のロッカーのような見た目をしているのが、キュービクルの大きな特徴です。キュービクルの中には電圧を変換するための機械がいくつも入っており、この機械が変換を行うことで、発電所から供給される電圧は一般的に使えるものになっていきます。

ここで気になるのは、キュービクルは感電といった事故につながらないのかというポイントです。キュービクルの機械は基本的にむき出しになっておらず、箱に守られています。これにより感電や停電のリスクはなくなり、店舗やオフィスの屋外に設置されていても危険がないものとされています。

キュービクルの利点

キュービクルは、主に以下のようなことが利点として挙げられます。

• 安全性が高い
• 簡単に設置できる
• 狭い場所でも設置できる

上記でも触れてきたように、キュービクルは高い電圧を扱う設備でも、保護の役割を果たす箱に覆われているため、基本的にはとても安全性が高いものとなっています。中では確かに高電圧を受電していますが、機械自体は保護された状態になるため感電の恐れはありません。

また、キュービクルは比較的簡単な手間で施工管理ができるのも利点として挙げられます。工場で作られたキュービクルは複数単位に分解された状態で、取り付けの際にはそれらを接続するかたちになります。配線接続のみで簡単に設置でき、施工にはそこまで多くの時間を必要としないのが特徴です。

そしてキュービクルは狭い場所への設置も行えます。全体の大きさがコンパクトなので、屋外の隅のスペースを有効活用するかたちで設置できるのが特徴です。